世界の省エネ基準は?

最近、省エネが話題になることが多く、
加賀妻の住まいでも、温熱環境の測定やQ値計算などをしております。
また、フラット35Sやエコポイントの申請でも実際に使うことが多くなっています。
新聞でも、イギリスでは2016年度には全ての住宅にゼロエネルギーを
クリアすることを目指すという記事もありました。
ここで、世界(特にヨーロッパ)と日本の差はどうなのかと思っていたところ、
非常におもしろい建築本を読みましたので、少しご紹介します。
ご参考までに・・・
『世界基準の「いい家」を建てる』
著者/森みわ 出版/PHP
世界の省エネ基準は?
(各国の一次エネルギー量に対する政策)
・0kWh/㎡・・・イギリス
イギリスでは2016年以降の新築住宅はすべてこの数値をクリアすると予告しています。
・4 0kWh/㎡・・・ドイツ
ドイツでは住宅ローンの一部に金利優遇が受けられます。
自動的にパッシブハウスの基準を満たしている可能性が高いでしょう
・ 50kWh/㎡・・・アイルランド
アイルランドで建設費への補助金15000ユーロ(約200万円)が受けられます。
・75kWh/㎡・・・EU
2011年以降のEUの新築住宅の省エネレベルに適合しています。
・ 118kWh/㎡・・・日本
2009年以降の国土交通省トップランナー・省エネラベリング制度の
東京の省エネレベルに適合しています。
・175kWh/㎡・・・アイルランド
2008年7月以降のアイルランドの新築住宅の省エネレベルに適合しています。
2009年から始まった日本の省エネ基準もEUに負けていないよう
に見受けられますが、建築基準法の義務付けではなく、年間150戸
以上の大手建売業者にのみに求められている省エネ基準です。
加賀妻工務店の省エネ基準についても、
実際にFLAT35S(20年金利引き下げタイプ)の申請や
省CO2の補助金申請などで、省エネレベルがクリアできることがわかりつつあります。
しかし、ヨーロッパの例をみますとさらに省エネルギーの時代に突入しています。
今後もさらに勉強していきたいと思います。
高橋一総
写真は先日お引き渡しいたしましたOMソーラーのお住まいです。
見学会もさせていただき本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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