今回の楽しむは、出来た家ではなく、家つくりそのものを楽しむです。
図面を造る私たちはもちろん、造る大工さん、そしてそこに住む人も参加しての家造り。
それは家族の思い出になり、愛着につながる。
そんな楽しい例を紹介したいと思います。
もうすぐ完成するこちらの住い、テーマは「センターキッチンで食を楽しむ家」
その中心になるキッチンは手造りです。
玄関は土間玄関にして、式台に座って庭を眺めよう。
そこには、木製格子を・・・なんてスケッチしてました。
引き戸を開ければ全部繋がる、廻れる動線、デッキでビールもいいな、
なんて、私も楽しんで設計。
そして工事。
施主は夏休みを使って左官壁塗り。親子みんなでぬりました。記念の手形も!
そして先月は、先程の土間玄関に付ける木製格子の塗装。
その日は暑い日で、首にタオルを巻いての作業でした。ブログに載せていい?と聞くと
奥さん「この格好はカンベンして!」と。写真は御主人のみです。
そんな気持ちは造る人達にも伝わっています。
手間をかけ、気持ちを入れ、そして楽しんでくれた形が随所に見つけられます。
丸くしたニッチの台、硬い木で大変だろうにデッキの足元、そして手摺の形等々。
さっ、みなさんも周りを巻き込んで、家造り楽しんでください!! (板)
(追伸)こちらの住い、今週末見学会をやらせてもらってます。宜しかったら足を運んでみて下さい。