省エネ基準の適合の義務化!?

●自立循環型住宅研究会主催のセミナーに行きました。
今回のテーマは
『住宅のQ値(熱損失係数)・μ値(夏期日射取得係数)の 計算をマスターする!!!』
最近のエコポイント申請でも、この2つは大きく関わっていてとても重要なところです。
加賀妻では以前から設計した物件はこのQ値を出していて、結構あたり前だと思っていたのですが、実際世間ではこのQ値自体を知らない人もいたりして…。
温熱環境等に関心のある人とない人の差が大きいなと、感じたりしていました。
DSCN8517_400.jpg DSCN8519_400.jpg
先日“全ての新築住宅に省エネ基準の適合の義務化”が、行われると発表がありました。
詳しい内容はまだ検討ということでしたが、現在の基準より厳しくなるだろうということです。
ただこの義務化の制度は10年後の2020年の予定で、すぐにという事ないので、
それぞれが性能のいい少しでも環境に負荷がかからないものを造ることが大切だと感じます。
●続いて、ビックサイトで行われているジャパンホームショーに行きました。
伊礼智さん(建築家)の話を聞いてきました。
主に『開口部の設計作法』についての内容でした。
開口は大きく多くとるのではなく、最小限した方がいい。
光の量を絞ったほうがずっと落ち着き、ゆったりいられるとおっしゃっていました。
「住宅はどれだけ心地よいか」が大切なのです。
本などで事例を見ては素敵だなぁと思っていましたが、実際お目にかかって本人は思った通り穏やかで温かい素敵な方でした。
同じ会場で“木材活用コンクール”の受賞作品の紹介がありました。
昨年見学に行った三重県の木材店の倉庫棟が受賞されていました。
基本的に4寸の材を繋ぎ大空間を造っています。
木造建築の可能性を感じた建築です。
DSCN6376_640.jpg DSCN6387_640.jpg
m.shirota