ちょっと前、いやだいぶ前かな?
今年の元旦、朝日新聞の天声人語にあった一言。
題して「きゅうくつの幸せ」。そう、この幸せを忘れかけてきた日本人。
贅沢になれてしまい、あれもこれもと欲張ってしまうと、何も見えなくなり感じなく
なってしまう。
5人家族だから5角形の炬燵を作ってしまうのでなく、4角形でいいのです。
そこに5人ではいる。誰かは隣り合わせの窮屈。でも寄り添える。温かさを感じる。
それが きゅうくつの幸せ! とありました。
3月11日の震災から今日で2か月。
最初の頃、計画停電で小さなランタンを家族で囲んでの夕食がありました。
そんな時ふと思い出した元旦の言葉でした。
そして、最近小さな家が雑誌で特集されたり、話題に上り嬉しく思っている私です。
鎌倉で今も設計中です。横浜の16坪の家から始まり、住まいは床面積ではなく、空間
なんだと実感している今日この頃です。
(小さな家の良さ、社長もブログで力説してます。見てみてください!) (板)
鎌倉で計画中の2階スケッチです。回遊出来るワンルーム空間です。
横浜16坪の家。1階はLDKから階段、玄関までワンルーム空間です。
この空間を影で支えているのがOMソーラーです。
2階はたたみ室、個室、書斎コーナーもワンルーム。水平方向にはデッキへと繋ぎ、
垂直方向は勾配天井でロフトまで空間を繋いで広さを演出しています。