野池学校 2012.6.28

東京にて月に一度行われている、野池学校に参加してきました。
前回のエントリーhttps://www.kagatuma.co.jp/design/2012/04/post_120.html
にも書きましたように、「温熱/省エネ設計」に関する講習会です。
今回の内容は、「部分間欠冷暖房」に対応した、部屋毎の冷暖房エネルギー消費量、
冷暖房費、温度変化をシュミレーションできるプログラムの演習でした。
このプログラムを用いることで、例えば、リビングのガラス窓に「障子」を用いることによって
部屋の温熱環境にどのように変化をもたらし、それに伴って年間の冷暖房費をいくら削減できるか
をシュミレーションすることができます。
まだ、試作段階とのことでしたが、温熱環境といった「目に見えない」ものを
具体的な数値に表し、効果を知ることができる、というのはとても興味深いことです。
こういったツールの利点を生かし、設計手法に取り入れていくことで、
形だけではなく、目に見えない環境にも配慮した設計力を身に付けていきたいと思います。
高宮秀和