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暮らしも、住まいも、自然の一部。

「お邪魔します」と玄関を開けた途端、飛び込んできたのはリビングダイニングの先に広がる真っ青な海。思わず息を飲む絶景が、スター邸では日常の風景です。長年暮らした東京を離れ、ご家族が横須賀市秋谷に移り住んだのは3年前。大自然に寄り添いながら、古民家の風情を残した住まいでどんな暮らしを育まれているのか。ご夫妻にお話を伺いました。

残したかった、古民家の味わい

アメリカ人のご主人と日本人の奥さま、おふたりの宝物・娘の万李南(まりな)ちゃん、そして猫のマリオ&マルコ。3人と2匹の暮らしは、秋谷の豊かな自然とともにあります。目前は海岸、裏手は山。贅沢な環境の中でのびのびと過ごす時間を、東京に住んでいた頃は週末ごとの楽しみとしていました。もともとこの地にあったのは、大正時代に建てられた古民家。別荘として借りていたスターさんは、オーナーさんが手放されるのを機に土地ごと購入し、住まいとして改装しようと考えました。ところが…「構造が古くなっていたため、建て替えなければならないことがわかりました。古民家ならではの味わいを愛していたので非常に残念でしたが、せめて雰囲気だけでも残したい、と加賀妻さんに相談しました」。

懐かしい思い出が息づく家

 
木の住まいづくりを得意としていること、潮風にさらされる海辺の立地を熟知していること。加賀妻工務店に依頼を決めた理由はいくつかありましたが、中でも「私たちが大切に考えていることをきちんと理解してくれそうな感じ」が大きな決め手になったといいます。「建て替えるなら、一気にドカンと前の建物を壊した方が楽ですよね。でも、障子や欄間、板戸などを丁寧に取り外し、新しい住まいに取り入れてくれました。設計士さんも、営業さんも、大工さんも、みんな前の家の良さを残そうとしてくれたんです」。そうして完成したのは、新築ながら懐かしい日本家屋の味わいを持つ住まい。お気に入りだった別荘の思い出が、今もあちこちに息づいています。

「自然と共に生きる」ということ

 
万李南ちゃんの小学校入学に合わせて、東京からお引っ越し。暮らしはガラリと変わったといいます。「身近に自然があることで、ゆとりが増え、四季の移ろいに敏感になりました。その分、台風など、自然の猛威も身近になってしまいましたが、それも含めて自分たちが大自然の一部であることを強く感じます」。LDからフラットに続くウッドデッキはご主人お手製。波間の向こうに江ノ島、伊豆半島、そして富士山の眺望を楽しめます。「沈む夕陽を眺めていると、『この家に住んで本当によかった』という気持ちが湧き上がるんですよ」。

 

住まいのギャラリー



●取材・撮影 有限会社さくらがおか

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