「この国のこれからを考えよう。」

「この国のこれからを考えよう。」
究極の省エネルギー社会を目指して、われわれの未来はここからはじまる。私たちは、
エネルギーのことを、しっかりと自分の頭で考え、次の時代をつくり出していかなければならない、そのためにも、自分たちの家庭のエネルギーから考えていくことが大事だ。
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Forward to 1985 energy life 
「1985年のエネルギー消費生活に進もう!」 この大集会へ参加して来ました。
エネルギーを生み出す方法をどうするか、という議論と自分は生活の中で無理しないで、
エネルギーを減らしますよという提言は、同じ問題を触っているのに、後者の方がずっと賢く実践的だ。1985年といえばバブル真っ盛り。今より電気を使っていたように感じる。そこに戻るなら、できるのではないかと率直に思える。(ある人の応援メッセージから)
・・・とっても素晴らしいメッセージだと思いました。・・・同感です。
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<大会宣言> 
東日本大震災、福島原発事故を深く心に刻み、出来るだけ早く、豊かで人間的な究極の省エネルギー社会をつくるために、2025年頃までに日本の家庭部門のエネルギー消費量と電力消費量を半分にすることを目指し、ここに集まった人のすべてが、自分に出来る事を考え、実践して行く事を誓い、それを宣言します。
2011年 9月17日 
Forward to 1985 energy life 2011 秋の大集会 参加者一同
1985年(昭和60年)と比べて家庭部門における電力消費量はおよそ2倍に増えています。これをまず半分にしよう、1985年レベルにしようというのがこの運動の具体的なひとつの目標です。
原子力による発電量952PJ、家庭部門電力消費量1044PJ、このように、今の原子力による発電量と家庭部門における電力消費量がかなり近くなっています。
つまり、家庭部門の電力消費量を半分にすれば、原子力による発電量を半分に削減できるはずなのです。残りは、産業部門、業務部門、運輸部門がもっと知恵をしぼって努力して、自然エネルギーをもっと活用できれば原子力に頼らない生活が出来るはずです。
1985年に進む意義、地球温暖化防止にも寄与できる。
 1.最終的に目指すのは、豊かで、人間的な、究極の省エネルギー社会をつくること
 2.そのアプローチとして、まずは1985年当時のようなエネルギー消費のあり方を目指す
 3.その目標達成のために、家庭部門が先頭に立ち、年間のエネルギー消費量と電力消費量1/2  になることを目指す。
 4.その目標達成のために、すべての家庭において、年間のエネルギー消費量と電力消費量が1/  2になるように取り組む。
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以下は
Forward to 1985 の言いだしっぺ 野池政宏さんの思いです。
東日本大震災以降、これからの日本における、エネルギーのあり方についての提案や議論が様々に行われています。原子力発電のように巨大集中型のものではなく分散型のエネルギー供給システムにしていくことはまず間違いのない正解でしょうし、太陽や風力、地熱などの自然エネルギーによる発電の割合を増やしていくことも重要なテーマでしょう。
ただ、そこには 「エネルギー消費量の多さ、電力消費量の多さ」が大きな壁になっています。エネルギーの供給側のシステムを変えるだけでは限界があります。エネルギー消費量を変えていかなければうまく行きそうにありません。もちろん、原子力発電をなくすこともできないでしょう。
そもそも日本はエネルギー消費量が少ない国として世界に知られています。ですので、もうこれ以上は無理だという意見を述べる人もいるでしょう。でも、私はまだまだ減らすことができると思っています。私と同じように思っている人もたくさんいると思います。このメッセージでは無理だという発想を捨て、挑戦しようよと呼びかけます。
減らすことに挑戦するのは家庭でのエネルギー消費量と電力消費量です。産業部門、業務部門(オフィスや病院、店舗など)運輸部門も知恵をしぼってほしのですが、なによりまず家庭で頑張ることに大きな意義があります。無理に産業部門や運輸部門を減らせば、経済の停滞を招く恐れがあるからです。そしてこの国に暮らす、すべての人がすぐにでも取り組む事が出来るからです。省エネルギーや省電力消費に向かうためにお金を使えば、景気悪化を食い止める事が出来るかもしれません。
大きなシステムを変えるには時間と手間がかかります。小さなシステムである、家庭でのエネルギー消費のあり方を変えるのにそれほどの時間はかかりません。1軒の家での削減量は小さなものであっても、それが集まれば大きな削減量になります。
でも、それが難しいのです。:(省エネをしなくちゃ):と考えている人はたくさんいるはずなのに、家庭部門でのエネルギー消費量も電力消費量も増え続けているという現実がそれを示しています。
しかし、私は、それは「本気度が足らなかっただけ」だと思っています。日本人が「本気」を出せば、家庭のエネルギー消費のあり方を大きく変える事が出来ると信じています。
家庭での省エネや節電に取り組もうと考えたとき、「面倒・我慢」という言葉を思い浮かべる人が多いと思います。もちろん面倒なことや我慢しないといけない場面は出てくるでしょう。でも、楽しく取り組めること 「省エネ=快適、健康)」となる知恵や工夫があるのです。そんな具体的な方法を集め、世の中に知らせ、実践することで、前向きで長続きする省エネや節電が出来ることになります。我慢だけでは限界がありますし、何らかの副作用が出てきてしまうでしょう。
快適と省エネが結びつく知恵として皆さんに知ってほしいのが 「太陽や風とうまくつき合う暮らし」です。
豊かな四季のあるこの国では、こうした知恵がたくさん生まれてきました。しかし近年・太陽や風のことを無視して強引に冷暖房する。
照明する。・という暮らしに変ってきてしまいました。そしていつのまにか、そんな暮らしが便利で快適だと思い込むようになってきました。
でも良く考え、自分の身体に率直に問いかけてみれば、太陽や風がつくり出す心地よさのありがたさと深さに気がつくはずです。「夏を旨とすべし」で生み出されてきた知恵と、
ヨーロッパから輸入され発展してきた 「冬の暮らしや住まいの知恵」を融合させることで、エアコンなどの機械に頼らずに心地よい暮らしが得られます。この運動では、具体的な知恵や工夫を集め、みんなで共有していきます。
もちろん、そうしたことだけではなく、目標に向かうための衣食住のすべてに関わる知恵や工夫、実践を集め、共有していきます。私の家ではエネルギー消費量や電力消費量を記録しています。私の知り合いにも 「やってみてよ」と呼びかけ、実際にやってみる人が増えています。すると、ほとんどの人が 「おもしろい」と言います。たくさんの人がこうしたチェックを行い、楽しく省エネや省電力消費に向かえるような工夫を考えていこうと思っています。また、どれだけの家庭が 「エネルギー消費1/2&電力消費1/2」という目標に達成しているかということを、誰もが見えるようにしたいと考えています。
たとえば、10年後 日本という国はすごい、国民全体で、家庭から省エネ、省電力消費を進めて復興し・究極の省エネ社会を創りだした。そして、何より素晴らしいのは、日本人がとても幸せに見えることだ。
こんなメッセージが世界中から発信されるようになればいいなと思っています。
                           2011年5月 野池政宏
1985年を振り返って見ると、
この年は日本が株価最高準となり、バブル全盛となり、日本経済が大きな転換期を迎えた。中曽根税制改革により、法人税が42%から30%へ、所得税の最高税率が70%から40%へ引き下げられ、物品税も撤廃されて、国家税収の3分の1が損なわれたが、富裕層の所得はその分増大して、その多くは土地や株式に向かった。子供文化もファミリーコンピュータのブームによって大きく変化した年でもある。芸能面においてもおニャンコクラブの登場により、芸能文化が大きく変化したといえる。このようにして誕生した高度消費社会は敗戦後の日本社会の終着であり日本が最高に豊かになっていった年でもあった。
1985年を振り返ってみると。
JAL123便、520名の犠牲者を出す史上最悪の飛行機事故
バブル経済4.5%の実質経済成長率 景気の山と言われた時代
PL学園清原和博夏の全国高等学校野球選手権大会決勝で2本のホームランを放つ
テレサ・テンの愛人・おニャン子クラブ セーラー服を脱がさないでなどがヒット
映画バック・トゥ・ザ・フューチャー ランボー 怒りの脱出がヒット
ザ・ドリフターズ出演の大人気8時だよ、全員集合が16年間の放送を終了
ゲーム スーパーマリオブラザーズが発売大ヒット
世紀の結婚と言われた。松田聖子と神田正輝と結婚
パネラーの意見
人間の際限を知らない欲が環境問題を巨大化させた。
・もっと豊かになりたい
・便利に快適に暮らしたい
・どこへでも自由に行きたい
・新しくキレイな物が欲しい
・カッコいいと見られたい
・美味しいものを沢山食べたい
・いつまでも長生きしたい
・欲求充足の膨大な累積が招いた結果
マザーテレサも同じよう事を言っていた。
・快適、便利さばかりの追求が地球の許容量を超え環境汚染、破壊を招きました。先進国に住む私達の心の飢餓が世界の飢餓をつくり出していると。
途上国では、1分間に約28人、1日に4万人、年間1500万人が飢えで死んでいます。
そのうち7割以上が子供たちです。なのに、日本では年間2000万トンの食材を破棄しています。・・・
いつも思う、何事もまず知るという事がとっても大切だと思う。そうでないと何も始まらない。
人生、出会うべき人には必ず出会う。
 しかも、一瞬遅からず、早からず。
 しかし、内に求める心なくば、
 眼前にその人ありといえども縁は生じず。
「男の順序」
 一、何かに挑戦し、成功した人
 二、何かに挑戦し、失敗した人
 三、自分では挑戦していないが、挑戦する人を手助けした人
 四、何もしない人
 五、何もしないが、他人の批判だけをする
最近気に入った語録・・
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9月10日(土)、今年も地引網大会に500名のお客様にご参加いただきました。
「食器の持参」「ごみの持ち帰り」をお願いしていたところ、参加された方全員に
ご協力いただき、調理に使用したごみだけで、ほとんどごみが出ませんでした。
ありがとうございました。
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