CO2削減に取り組む、減築というこれからのエコリフオーム・

子供達が巣立ち家族の構成が変化したため、不要となった部屋(主として2階部分)を取り壊し維持費の少ないこじんまりとした平屋建て住宅に作り替えるリフオームが最近話題になってきました。
縁あって弊社でも減築工事を手がけるチャンスが訪れ今その準備が整い2ヶ月の工事期間で40歳の木造住宅を、身軽なスーパー建物に返信させる実験的工事です。
先ず経年劣化で衰えたコンクリート基礎の負担を軽減させるため2階部分を撤去して平屋となった建物に断熱効果を高めた屋根を形造り、塩害に強いガルバリュム鋼板にて屋根表面を完成させる。
次に内壁を残したままで窓を気密断熱効果に優れたサッシに交換、外壁を全て取り除き断熱材の敷設、耐震補強済ませ外壁の仕上げにはメンテナンス不要の塩ビ、ラップサイディングを張り完成とする。
軽くなった屋根には太陽エネルギーを利用した温水器を設置し新しく作り替えた浴室や炊事洗濯用に供給、大屋根に降り注ぐ雨水は樋を経て天水おけに貯水し植木他の散水に利用。
改修工事のコンセプトはやがて訪れる大震災に負けない耐震補強を施し、次に建物の無駄エネルギーを発散を防止させる断熱工事を済ませ、地球温暖化の敵CO2の削減を最終目的とする究極の、エコリフォームなのです。
そして気になるコストは押さえ、費用対効果を充分に考慮した施工には、第二の人生を全うするまでの数十年間を、最小のメンテナンスで済ませる工夫、職人の老獪な技術と責任を持って取り組む心意気なのです。
この究極エコリフォーム研究結果は新宿オゾンセミナー会場において9月27日に報告する予定です。