NHKの朝ドラ・カーネーションに想う

NHK朝のドラマを見ることがいつのころからか日課となっているが当日のスケジュールで見ることの出来る時間帯は様々、時には妻の話で終わることも度々です。
現在放映されているドラマ・カーネーション”は実在のアパレルデザイナーの生きる時代を描いたドラマですが、故人となった母の青春時代とラップしてとても興味を持って見ています。
戦争すなわち戦時中、赤紙のこと、戦死のこと、金属類供出のこと、配給切符のこと、闇のこと、赤狩りのこと、竹槍のこと等何もかも母が生前語り聞かせてくれた事柄がそのままドラマの中で生きているのです。
母は夫と、すなわち私の父とは3年ぐらい結婚生活をおくれたのであろうか、敗戦明らかなころ父は招集礼状(赤紙)1枚で ニューギニアのマノクワリに送られそこで終戦の年にマラリアによる戦病死!父も又、3才年下の妹(弊社取締財務担当)の顔を見ず妹も又父を知らないのです。
奇しくも今月父の実家を継いだ多分私とは従兄弟にあたる人から浅草にある父他一族を奉る墓地の改葬話があり、戦友が戦地から持ち帰ってくれた父の遺骨のない遺骨箱(白木の箱の中は石ころ?)を母の眠る霊園に納めるのが良いと思っている。