筑波の竜巻で感じた事

偶然なのかテレビで放映された建物の崩壊に疑問を持ち被災地へ、ついたところが北条地区、被害の状況は前述したが再度思い起こすと崩壊した建物は何れも工事期間の短い事を売りの一つとしている工法の建物であった。
一つはプレハブ工法の家、一つは2×4工法の家、倒壊と表現するよりは崩壊してしまった建物、どちらかと言えばローコストとで建てられたであろう建物と推察した。
多分基礎着工から完成まで一つは45日一つは60日間程度で完成したであろう工期短く施工された建物であった事は、倒壊建物の履歴が偶然同種であったのだろうか?
今回の竜巻調査直前までは弊社の建築工期の長さに疑問を持ち改善策を模索していたが
今回の調査の結果ではロング工期は全てを否定するには至らない事に気がつかされた。
、営業段階でじっくりと打ち合わせし、設計に時間を割き依頼者の要望に妥協を強いらない設計士の理念、一本一本吟味して、こつこつと、積み上げ,管理し造り上げた重厚感ある弊社建物には自然界の魔手も爪を立てられないであろう事をふと思い起こしパソコンに向かった迄は良かったが、まとまらない表現に業を煮やし我がセンスここまでと悟り目をつぶることとした。
しかしながら、じっくり造り上げることと、場当たり的に作業することとは時間の長さは変わらねども、自然界の龍神はお見通し何れ禊ぎでは!