工務店系リフオーム(外科手術)と内装業系リフオーム(美容整形)

過日棟梁のひとりごとがご縁でお問い合わせをいただいた。
1960年生?自称デザイナーの素敵な女性、ご自分で設計された設計図を持参されての初対面でした。
ロケーションの良い湘南のリゾート地に建つ、経年劣化の進んでいる中古マンション(占有部分75坪)の1階室を購入、完全に内部をスケルトン状態にし、新たに持参された図面に沿った施工希望を伺い、現場の調査、打ち合わせを重ね相見積を条件に詳細の見積を始めた。
表面に現れた仕上がり部分の見積もりには頭を痛めることもなかったが、表面からは見えないが明らかに劣化が進み、補強を施さなければ何れ大きなひずみの現れることが明らかな箇所、依頼された見積もり希望条件からは逸脱した作業であるが、技術系工務店が施工するには見過ごすことは許せない
為、修繕補強工事費用を加算した見積書を作成、工事期間100日を提示判定を待ったのでしたが!
競合内装業者は工事期間を弊社の半分である50日を提示!
誇り高きポリシー(技術に妥協せず他に妥協を求めず)理念遂行の結果、理念の違う?業種との相見積に見事敗れてしまったのである。
難易度の高い医術をこなす名医による患部摘出、代替え移植外科手術を選ぶか!
美容整形外科を選ぶかは患者様のみができる治療方法の判断ですから!結果も判断者の責任!
ここで下手な詩を一句献上
あいみつに りねんまもりて やぶれしも わがこころはれ けっかあわれむ 
相みつに  理念まもりて  敗れしも   我が心晴れ    結果憐れむ  
(理念を実行、安全完全な工事を提案したが、理解できなかったことを気の毒と思うが、理念を通せた我が心の強さに感銘)