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家づくりの思想


会社とは経営者の思いの実現である。
つまり、経営者の考えが会社という形を造っている。
経営理念とは広い意味で「思い・考え」の実行実践である。


企業とは経営者の思い考えの実行・実践・実現であって、社長の思い考えが企業という形を造ると信じて疑わなかった。成功している自分の理想の姿を思い描き、追い続けてきた。それが楽しかった。それが生きる一番のエネルギーだった。

お客様に選ばれる企業になること。

「この会社で働きたい」「この会社の経営を継ぎたい」と感じさせる魅力的な組織づくりができれば、お客様にも選んで頂ける。そう信じて疑わなかった。工務店も企業であって、当然人材は人財。人は人財。経営継承は出来る。選ばれる企業になれる。頂上だけを見据え、有言実行、自分に忠実に生きていく。それが自分の信念。

成功する人の気質
  • 1. 責任は常に自分にあると考える
  • 2. 自分で決める
  • 3. 良い環境に自分を置く
  • 4. 他人を批判しない
  • 5. 勉強する
  • 6. 時間を確保している
  • 7. 目標を明確にしている
  • 8. 常にポジティブである
  • 9. すぐに行動する
  • 10. 同じ事を繰り返しても飽きない
  • 11. シンプルに考える
  • 12. 当たり前を疑う


基本的な性能を満たす設計力。
安心して施工を任せられる技術力。
手抜きやミスなくできる施工力。
末長くお付き合いできる無借金の経営力。
誠実に真面目に正直に一生懸命に努めること。
注文建築を請け負う工務店は、設計を依頼され施工を依頼され家守りを依頼されることだと認識していなければならない。
全てに責任の取れる仕事をする。 家は小さくても十分快適に暮らせる。
短絡的に広さや設備機器ではなく「何が本質か」を見極めようとする探究心が大切だと思う。
家は小さく造る努力をして、庭に草花や樹木を植え、大切に育て春を待つ。
五感「視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚」に心地いい。自然素材の樹の家にはそんな魅力がある。
シンプルなデザイン、シンプルな性能は「品と質・性能・家守り」を担保できる。安心して自然体で暮らすことができる。
住まう人が誇りと愛着を持って不平や不満を抱かず安心して末長く暮らす環境をつくりだすことができる。
設計者はどこにでもできるようなお客様に合わせた家造りではなく、複雑さを乗り越えたところにあるシンプルさを追求していくこと。



同じ事・同じ物を繰り返し求めていき、確実にものにしていく事を大切にしてきました。予算に合わせるための安易なコストダウンではなく、つくり手は現場を突き詰めると簡単になる。鍛練を積み、確実に当たり前にこなしていくことが、本来のコストダウンにつながってゆく。そのため自社で設計を行い、自社で大工職人を育て、自社で定期的にメンテナンスを行ってきました。企業が成長を目指すのは当然のことだと思いますが、目指すゴールは売上や規模ではなく、お客様にどれだけ支持・応援していただけるかだと考えてきました。数多い建築会社の中から、お客様に選んでいただけるように日々切磋琢磨することが面白くて楽しくて、夢や希望が持てる仕事だと実感しています。商品販売とは違い、「いかに売るか」ではなくて「いかに良いものを造るか」と絶えず考えてきました。一貫して自社設計・自社施工・アフターメンテナンスを行うことで「地域オンリーワン企業」を目指しています。

昨今、健康や性能を売り物に耳障りの良い言葉でアピールし、住宅を売ることばかり優先し、作業場もなく大工職人も育てず抱えていない工務店もあることも事実です。加賀妻工務店は、ここ湘南・茅ヶ崎の地で、日本古来の「棟梁システム」を重んじ、価値ある住まいづくりを追求する地域主義工務店として家を造り、守り続けます。それが「工務店」の在り方であり、責任であると考えています。年間着工棟数は、無理な棟数を追いかけることなく自分たち(棟梁)がこなせる範囲と決めております。

「現場に来ることが楽しみでした。大工さんたちがいたからね。もう終わってしまって会えなくて寂しくなりますよ。」そんなことをお客様からよく言われます。とても嬉しい言葉です。心の優しさ、心のおおらかさを無くしてしまうような家づくりはしたくないものです。創業50年。工務店に声を掛けてくださる「こだわり」を持ったお客様を大切に、末永くお付き合いをさせて頂きたいという想いで、しっかり地域に根をはる生き方を選択し、大工になりたいと夢を持つ若者を育てられる工務店でありたいと願っています。

今の建築業界を見てみると「より良い物を造る」努力よりも、「より安く、早く造る」努力の方が一般的に勝っているように思えます。利益第一主義の下での家造り、価格競争、過酷な工期短縮。昨今の一般住宅では、職人の技術をあまり必要としない工業化製品の積み重ね。部材も殆ど工場で生産され、材料の吟味も、鉋(かんな)や鑿(のみ)も必要としない組立て仕事と言っても過言ではないかもしれません。その結果、職人の技術である手仕事は激減し、弟子に技術を継承させる時間もなくなってしまいました。親方と弟子という修業期間の師弟制度も存在しなくなっています。こんな環境では職人は育ちません。



本来、大工職人の役割は、木造家屋を一棟建てる時、その全ての采配を行う責任者であり、目配り気配りができて人望の厚い人、棟梁という地位でした。建築基準法ができる前までは、建築設計士であり、現場監督であり、積算者であり、経営者でもありました。現在の大工仕事は、ハウスメーカーや建売会社から大工の手間だけを請け負う仕事へと変貌してしまい、棟梁と呼ばれる気配り・目配りをして現場を束ねるという責任者の意識はなくなってしまいました。とにかく、人件費(職人の賃金=職人の手間)を省く今は腕より価格の時代。職人としての知識や技術など二の次で安い労働力が最優先。昔はどの町にもいた「町の大工さん」、ちょっとした修理なども気軽に頼めて、とても便利でした。しかし時代が変わるにつれ、最近はこうした工事をしてくれる身近な存在だった便利な「町の大工さん=棟梁」は居なくなりました。技術はあっても、営業が苦手で独自で集客はできず。結果、大手の下請けにならざるを得なくなり、家業を子供へ継承できずに廃業する大工さんがあとを絶ちません。1995年には76万1千人いた大工人口は、2010年には39万7千人に減少。現在では大工職人の高齢化も進み、50代から60代以上の大工が全体の60%を占めています。さらに東京オリンピックが開催される2020年には、21万1千人まで落ち込むと推定されています。このままでは家を建てようとしても、任せられる大工職人はいなくなってしまいます。

憧れの職業、存在として「大工さん」を挙げる少年も珍しくなかった時代もありました。子供達がサッカー選手に憧れるように、格好良く映った職業でした。家を造る存在、それが大工さんでした。大きな家を造ることは本能的に物を造ることが好きな男の子にとってはまさに憧れの的でした。

棟制度梁の復権。
地位を取り戻し、時間を取り戻し、賃金を取り戻す。
自社で設計をして、設計が現場管理業務を兼ねる。
自社で育った大工=棟梁が責任とプライドを持って現場施工に従事して現場采配を兼ねる。


基礎工事職人や水道工事職人や左官職人や電気工事職人や屋根板金工事職人がいつも同じ顔ぶれであれば、大きな欠陥を生むことはないと思えます。各職人がその工務店の仕組みを理解していて、実績を積めば間違いもなく、綺麗にまとめることができるでしょう。

こんな工務店を選ぶことが失敗しない家づくりの重要な要因になる時代は近いと思っています。

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