敷地は東西に幅広く、庭も南側にゆったり取れる配置としています。OMソーラーを採用しています。OMソーラーを効果的に利用すること、冬の日差しを出来るだけに取り込むために、南側に大きな開口と吹抜けを取り、ダイレクトゲインを取り入れています。逆に、夏は日射取得をおさえるために、大屋根は1m、下屋は1.6m軒を出しています。外観も大屋根と下屋のバランスを意識しながら構成しています。内部空間は柱梁の見える真壁造りです。素材は珪藻土の左官壁とスッキリ納まる障子でまとめています。1階の天井は和紙で白く、2階の勾配天井は杉板張。2階の手摺は鉄棒を採用し、モダンに仕上げてあります。全体としては、左官の白い壁に柱と梁が適度に映えるように、こだわりながら設計しています。