箱根富士屋ホテルと元ボクシングチャンピオン内藤選手

過日ボクシングの内藤選手が母親のために富士屋ホテルに宿泊、格安プランと称したカレーライスの夕食がテレビ番組の中で披露されていた。
本日正午、所用で箱根に出かけたついでに以前より関心のあった申告文化遺産建物、富士屋ホテルに立ち寄り明治時代の建築物を見学させてもらった。
PH_85.jpg
造りは伝統的木造建築と言うよりは西洋的な造りであったが、木材をふんだんに表した建築物であるため古い建物であるがその落ち着いた雰囲気の良さは失われていなかった。
100年使用すると文化遺産。
仮にこの建物が化学建材に囲まれた造りであれば文化遺産としての名誉が授かる事は皆無であろう。
現在のプレハブ住宅や大手の住宅メーカの建物は化学建材を多用したデザイン住宅であるから100年先のその文化遺産的評価は如何様な物か?
木材をふんだんに表した加賀妻の建物、100年後経年変化を楽しみ大切に住まわれ、曽孫さんや玄孫さんがありがたい遺産として誇りを持って更に住まい続けられるよう念入りに造ることに情熱を注ごう。
今日は富士屋ホテルのカレーライスを食した話をしたくて愛用のノートパソコン(panasonic,Let note)
を開いたのだがついつい脱線、テレビ放映後のためかレストランは満席で順番待ちの状態であった。
順番を待ってテーブルへ、1週間も煮込んだ富士やホテル特製カレーライスの値段は、驚いたことに上限が10,000万円であった、やむなく清水の舞台から飛び降りた気分で注文したメニューは富士や自慢の、特製オムライスカレーセット3,500円也、である。
肝心の味の方は、カレーここ一番屋の650円の野菜カレー・4辛の方が旨かった。
好みにもよるので順位はつけられないが、過去旨いと感じたのは他界した母親の作ったカレー、妻のカレー、義母のカレー等が心に残るカレーの味である。
富士やホテルおごる無かれである、まさか格式にあぐらをかき技術の研鑽を怠ったとは思わぬが庶民の味には程遠い満足度でありました。
しかし腐っても鯛、建物の格式、礼儀、高額の諸々は他にひけを取らないと感じたのである。
高級住宅加賀妻の家を提供している(株)加賀妻の社員よ、おごる無かれ、評価されるべきは汗水流して自然素材に生命を注ぎ100年住宅を創作する職人衆であり、お施主様の夢を表現し、職人衆と共に汗を流しているあなた方なのである。
この一念が格式のあると言われ思われている富士やホテルを超える加賀妻の格式となるが決しておごることなかれと再度唱えねば。